近年、学校の教育現場ではITの活用が進んでいます。これは、文部科学省が推し進める施策によるものです。例えば、パーソナルコンピューターを使った学習や、簡単なプログラム作成の授業、児童生徒へタブレットなどの情報端末を使って学習をすることなどです。それに伴って、各学校も校内の通信設備を整えたり、デジタル教材を導入したり、クラウドを活用して各種情報を管理したりと、ITを活用するためのインフラ整備も進めています。

その中で、比較的普及の進んでいるものに電子黒板があります。電子黒板とは、ホワイトボードや大型薄型テレビを利用する電子ボードで、そこに書いた文字や絵などを電子的に変換したり、画面上にあらかじめ作成しておいた文字や絵などを表示することも可能な電子機器です。また、パソコンの画面を表示させたり、DVDなどの映像を流したり、画面をタッチパネル化させたりと、さまざまな使い方ができるので、学習効果を高めることができます。

電子黒板を教育現場で使用するメリットはさまざまあります。まず、児童生徒の学習への関心を高めるという点において、非常に高い効果を発揮すると言えます。これは、社会的にデジタル機器が普及して、児童生徒も日常的に慣れ親しんでいるためです。また、教科書だけでは理解できない内容も、画像や映像、スライドなどを活用することで理解をしやすくなります。また、チョークや黒板消しなどを使用する必要がなくなりますので、チョークの粉による健康被害を防ぐことができます。

教員側にも電子黒板を使用するメリットがあります。パソコンなどを利用するので、デジタル教材作成が容易になり、より学習効果を高める授業をすることができます。また、授業中に電子黒板へ児童生徒が書いた内容をすぐに保存することができるため、学習評価もしやすくなりますし、その内容を次の授業に生かすことができます。また、作成した教材を教員間で共有することができるので、学校全体の指導力の向上につながっていきます。